日本の国際緊急援助隊の活動も・・・

地震から1週間も経ってしまったら、生存率というのはかなり減ってしまう。日本の国際緊急援助隊の活動が18日から進められたけれど、発生から7日目となると生存者の救出というより、遺体を運び出すばかり。「もっと早く救助活動ができていれば」と救助隊の方々も無念な感じ・・・。結局活動は安全面も考えて停止、撤収となるみたい
やっぱり救助は時間との闘い、他国からの申し出を一刻も早く受け入れて、救出活動を1分1秒でも早く取り組むことだろうな・・・

中国・四川省でM7・8の地震、死者8500人超す
 【重慶=竹内誠一郎、北京=佐伯聡士】中国の中央テレビなどによると、中国南西部の四川省で、12日午後2時半(日本時間同3時半)ごろ、マグニチュード(M)7・8の地震が発生した。
 震源は同省の省都成都の北西約150キロのアバチベット族・チャン族自治州のブン川(せん)県。米地質調査所は地震の規模はM7・5、震源の深さは10キロとしている。国営新華社通信は13日午前0時(同13日午前1時)までに、四川省の死者が8533人に達したと伝えた。甘粛省でも住宅の倒壊などで少なくとも104人が死亡した。陝西省でも61人が死亡しており、死傷者はさらに増加しそうな情勢だ。(「ブン」はサンズイに文)
 胡錦濤国家主席地震発生直後、救助作業を急ぐよう関係部門に指示した。温家宝首相も12日夜、被災地の四川省都江堰(とこうえん)市に入り、陣頭指揮をとった。成都軍区の空軍ヘリ2機、兵士6100人、武装警察官約3000人が出動、同市で負傷者の救助などに当たっている。だが、道路の崩落などで交通が遮断され、それ以上先の被災地には入れない状況で、道路の復旧を急いでいる。
 新華社電などによると、震源に近い四川省北川チャン族自治県だけで3000人以上が死亡したとみられ、建物の80%が倒壊したという。また、重慶市で小学校が倒壊し、生徒5人が死亡、100人以上が負傷。教員と生徒19人ががれきの下に埋まっているという。四川省都江堰市の中学校も倒壊、50人余りが死亡した。電力や通信が中断している場所もある。成都市内でも45人が死亡、600人以上が負傷したという。
 また、同自治州政府によると、多くの住宅が倒壊している上、観光地として知られる九寨溝(きゅうさいこう)など各地で道路が寸断、山崩れも起きており、39人が死亡、62人が重傷を負ったという。成都空港が安全上の理由から閉鎖されたほか、成都駅で鉄道の運行を停止するなど交通網にも影響が出ている。
 北京の日本大使館によると、12日夜現在、日本人が被害にあったとの情報は入っていない。
 揺れは、四川省のほか、河南省、河北省、湖北省、上海など少なくとも十数の省・直轄市など幅広い範囲で報告された。北京市内でも揺れが感じられ、ロイター通信などによると、揺れはバンコクでも感じられたという。北京や上海などでは、住民や会社員が高層ビルから避難し、路上に集まるなどの混乱も見られた。
(2008年5月13日02時08分 読売新聞)